そもそも、脱水症ってなんでしょうか?

脱水症は、誰にでも起こりうる病気であり、放っておくと身体にさまざまな影響を引き起こすと言われています。また、夏には、脱水症と熱中症があいまって生命に関わる病状になることもあります。わたしたちは、この身近だけどよく知らない脱水症を理解することが日々の身体を守る大切な一歩だと考えました。以下は、「そもそも、脱水症ってなんでしょうか?」の視点で専門家にお聞きしたまとめです。

  • 1脱水とは、身体から体液が不足している状態のこと
  • 2脱水症とは、「体液=水と塩分などの電解質」を失って、さまざまな器官や活動に支障が生じる病気のこと
  • 3一般的に体重の2%以上の水分が失われると、個人差はありますが脱水症の症状が現れやすくなる

身体の水分=「体液」の管理ができないと脱水症になる?

脱水とは、身体の中の水分(水と塩分などの電解質)が不足していることを言います。また、体重の2%以上の身体の水分が失われると脱水症になるといわれています。

人の体重の半分以上は水分でできています。この水分は「体液」と呼ばれ、身体にとって重要な働きを担っています。体液とは、水と電解質からなり、人が本来持っている身体の生命維持活動に大切な役割を果たしています。

体液が不足すると、体液の役割を十分果たすことができず、さまざまな症状が発症するようになります。これが脱水症です。

わたしたちは日常生活において、食事や飲料を摂取することで体内に水と電解質を取り入れ、尿や便、不感蒸泄(発汗以外の皮膚および呼気からの水分喪失)により水と電解質を体外に出し、体液の量と質を一定に保っています。

大汗や嘔吐、下痢などで、体液が大きく減少すると一時的に"血液の量が減り、血圧が低下します。すると必要な栄養素を身体の隅々に運んだり、身体にとって不必要な老廃物を排出したりする機能も衰えます。さらに体内で作られた熱を放出する機能も弱まり、体温コントロールに支障が生じるとされています。これがさまざまな症状につながっていきます。

[体液の3つの役割]

  • 1体温調節
  • 2必要な栄養素や酸素を運ぶ
  • 3不要な老廃物を運び出す

脱水症は初期の段階で、素早くケアすることが大切です。脱水によって、体内に熱がこもりやすくなり、夏には、熱中症とあいまって、症状を悪化させてしまいます。