CHECK!
脱水症の重症度(程度)によって治療の第一選択が異なります。
済生会横浜市東部病院 患者支援センター長
東京医療保健大学大学院 客員教授 医学博士
谷口英喜先生
脱水症の重症度を知っておくことも重要。それによって対処法が異なるからです。脱水症の重症度は体重の減少率を目安にしています。前提として、通常時の体重を知っておく必要があります。体重減少が3%以上〜5%未満に留まっている場合は「軽度の脱水症」。見た目にわかりにくい脱水症で、軽い下痢、嘔吐、微熱などの症状が出る場合もあります。
体重減少が5%以上〜10%未満であれば「中等度の脱水症」です。10%以上になると「重度の脱水症」で重篤な症状を示します。中等度以上の脱水症になると、喀痰(痰)を出すのが困難になったり、血圧や臓器への血流が減少するために、手足の痺れや、ろれつが回らなくなるなど、脳や消化器官、筋肉などへ症状が出てきます。
治療方針は、軽度〜中等度であれば経口補水療法(ORT)、重度の脱水症では、一般に点滴と呼ばれている経静脈輸液療法を第一選択としています。
脱水症を知ろう